モンテッソーリ教育で子供の才能を伸ばす子育て方法【2歳~3歳】

本を読み想像する子ども達子育て・生活の豆知識

前回に引き続き、モンテッソーリ教育について解説します

前回の記事はこちら↓

2歳~3歳は、子育てママの悩みの大きな課題である【イヤイヤ期】に突入します

子どもの成長は嬉しい反面、ママにとっては今までのように思うように進まない状況に悩まれる方も多くいます

 

今回の記事では、

 

  • 2歳~3歳の発達プロセス
  • イヤイヤ期の原因と乗り越えるためのポイント

 

について解説します

 

 

2歳~3歳

2歳になると成長過程で個人差が大きくなってきます

2歳

【自我の発達】

今までは大人主体に行動をしていましたが、自分で出来ることが増え、自分主導で何でもやってみたくなります

今まで出来ないことも自分で何でもチャレンジしようとするため、大人が手伝おうとすると頑なに嫌がるようになります

これは自我の芽生えからくる【イヤイヤ期】です

ママにとっては思うように育児が進まなくなることも多くありますが 一つ一つの小さな成功の積み重ねが自信となっていきます

今後の自立心や自発性の発達に繋がっていきます

 

【運動の発達】

筋力や体力も発達し動きがダイナミックになってくるのが2歳児です

走る、飛ぶなどが出来るようになり、階段も手すりを使わず出来るようになります

 

【生活能力の向上】

2歳になるとトイレットトレーニング開始する時期でもあります

まずはトイレに興味を持たせるために、おむつをトイレで交換するなどトイレへ行く習慣を身につけるのもいいでしょう

手先も器用になるので、スプーンやフォークを自分で使って食事ができるようになります

また衣服の着脱も徐々に自分で出来るように練習を始める時期でもあります

生活能力も大きく向上する時期でもあるため、発達の状況に合わせてお子さんがやれる環境を増やしていくといいでしょう

 

【言葉の発達】

2歳になると2語文や早い子では3語文で話す子も増えてきます

周りの大人達から吸収した言葉を一気に話し出すようになります

好奇心が旺盛なため『これは?』『なぁに?』と訪ねる場面も増えてきます

絵本などを使っていろいろな表現に触れる機会や親子の会話を増やし沢山の言葉を吸収させましょう

3歳

【自我の発達】

2歳よりもさらに自分で考えたり自分で判断したいという気持ちが強くなるため反抗期が強くなります

言葉が理解できるようになり、話せる言葉が増えると同時に反抗できるように!!

友達と過ごすのが楽しくなり友達同士で遊ぶようになると同時に、子ども同士のが見られるようになります

 

【運動の発達】

階段を片足交互にして上れるようになったり、片足で立つことも出来るようになります

全身のバランスや動きをコントロールする力がついてきます

例えば、走って止まること ゆっくり歩くこと ベッドで飛び跳ねるなど

三輪車もこげるようになってくるのもこの時期です

手先の細かなことも出来るようになり、直線や○がかけるようになったり、はさみが使えるようになります

自分の指で三歳のポーズが出来るようになります

 

【生活の向上】

トイレ、食事、着替えが自立し始めます

トイレは、おむつがとれ自分でが出来たり、手洗いなども自分で出来るようになります

食事では箸を自分で使おうとする時期です

着替えでは、衣服の着脱が自分ででき、ボタン止めが出来たり、衣服の裏表も自分で直そうとします

自分で靴なども履こうとします

はじめはやり方も分からず上手に出来なくても、声をかけながら繰り返し繰り返し練習することで自立へと繋がっていきます

手を洗う女の子

イヤイヤ期とは!?

イヤイヤ怪獣

 

モンテッソーリ教育では、イヤイヤ期は秩序の敏感期とも言われます

イヤイヤ期になると、毎日のように癇癪を起こされて疲れてしまうママやパパも多いはず

特にイヤイヤ期が強くなるのは、1歳半以降~3歳の子どもに起こります

秩序とは、子どもの中のルールに従いたいという衝動が強く、いつもと違うに敏感になる時期のこと

いつもと同じ場所で いつもと同じ人から いつもと同じ時間に いつもと同じやり方や順番で

当たり前を確立させていきます

その当たり前を確立していく途中であるからこそ、自分の中のルールが崩されるとパニックになってしまうのです

このイヤイヤ期は子どもの能力が最も伸びる時期と言われています

この時期は子どもの意志を尊重し、適切な関わり方をすることで、イヤイヤ期を上手に乗り越えられ、尚且つ子どもの力を伸ばす土台作りもできます

具体的な方法について解説します

 

イヤイヤ期を乗り越える方法

イヤイヤ期の関わり方について、5つのポイントをお伝えします

・子どもの見方を変える

・子どもをよく観察する

・子どもが自分で選択する

・いつもと同じを心がける

・焦らず子どもを見守る

笑顔の親子

子どもの味方を変える

何をするにも『イヤ』と癇癪を起こされる毎日に困り果てるのがイヤイヤ期です

ただイヤイヤ期は子どもが大人を困らせようとしているのではないと言うことです

この時期は、『自分で決めたい』『自分でやりたい』と言う自我が芽生えたものの使い方が分からず子ども自身が困っている状態です

1歳半~3歳位の時期になると、子どもはママと自分は別々の存在と言うことに気づき始め、自分で何でもやりたいと言う思いから大人に指示されたり、手を出されそうになると『イヤ』と抵抗するのです

自分で出来たという積み重ねが自己肯定感にも繋がっていきます

 

子どもをよく観察する

子どもが何に興味を持ち、何に困っているのか理由をしっかり把握するためによく子どもを観察することです

ママがやれば楽にスムーズに出来るのに子どもが自分でやりたがって困る場面は沢山あると思います

ママにとっては面倒だけれども、子どもは自分で出来るように習得していくためには大切な体験になります

興味を持っていることはとことんやらせること、また困っていることは子どもが自分で出来るように工夫することも大切です

例えば、衣服の着脱の場合

  • 首周りにゆとりのあるものや伸縮性のあるズボン、ボタン留めに興味があるときはボタンの大きなものなど着脱のしやすいものを選ぶ
  • 靴もマジックテープのものや自分で履ける靴を選ぶ
  • 靴の左右を間違えてしまう場合は、踵に右左が分かるように印をつける

工夫をすることで、スムーズに出来ることも多くなるはずです

そのためには子どもをよく観察することが大切です

子どもが自分で取り組みやすい環境を整えてあげることややり方が分からないときはゆっくり丁寧にやり方を教えるなどのサポートを行いましょう

子どもが自分で選択する

子どもが自分でやりたいという気持ちを尊重するためには、子どものやる気を奪わない工夫も大切です

例えば、子どもがやりたい意志があっても、大人に『○○しなさい』と言われ続けると、子どもはやる気を失っていきます

何でもどんな小さなことでも子どもに選択させる場面を多く取り入れていきましょう

例えば、着替えを青か赤のどちらにする??

などの二択から初めて見ることをオススメします

自分で決めることが出来たという経験を繰り返すことで、判断力がはぐくまれていきます

いつもと同じを心がける

イヤイヤ期における秩序に敏感期では、いつもと同じであることに強くこだわると言われています

例えば

いつもママが座っている席にパパが座ったり

いつもは上着から着るのにズボンからはかせようとしたり

いつもと違うことが起こると不安になりパニックになってしまうのです

大人がイヤイヤ期は『いつもと同じにこだわる時期』と言うことを知っているだけで、子どもを理解してあげられる場面も多くなります

焦らず子どもを見守る

子どもが自分で出来る環境を整え、子どもがやりたいことはとことん挑戦させましょう

はじめは上手く出来なかったり、間違えてしまうこともありますが、子どもが手伝ってのサインが出るまではゆっくり見守りましょう

子どもによって、進み具合には個人差があるのでマイペースであっても焦らず、イヤイヤ期は時間通りに進まないことがほとんどなので心に余裕を作るためにも時間にゆとりを持つことがオススメです

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました