子育てはイライラの連続!!
毎日怒ってばかりで、子育てに奮闘しているママも多いと思います
いろいろな子育て関連の書籍はありますが、私自身の子育てを大きく変えてくれたのは【アドラー式子育て】でした
イライラしてばかりの子育てから卒業したい!!!
笑顔で子育てをしたい!!
自立した子どもに育って欲しい!!
よい人間関係を築いていける子どもになって欲しい!!
子どもとの接し方が分からない・・・
そんな風に感じている方には、お役に立つ内容になっています
子育てをする上で、大切な基本をまとめてみたので参考にしてみてください。
子どもの困った行動には【目的】がある
多くのママは【原因】にばかり注目してしまう!子育ての仕方が悪いのではないか?なぜ言うことを効かないのだろう・・など
という【目的】に注目しています
そして、困った行動をする目的は、親の注目を浴びることだと
親の注目を浴びるために困った行動をしていると言うことは、だめ出しや注意ばかりしてがみがみ怒っていては逆効果になってしまうのです
そう学習してしまうからです
この状況を分かりやすく説明する際に、【承認のコップ】の話で例えたりします
この心のコップは承認というお水で満たされていきます
困った行動をする子どもの多くは、心のコップが空の状態なのです
心のコップを沢山満たしてあげることは、アドラー式子育てを知るととっても簡単です
なぜなら、困った行動をする目的は、親の注目を浴びることだと分かったからです
目的が分かれば、対処法は必然的に見えてきます
それはどういうことなのかというと、子どもの出来ていること注目することです
当たり前に出来ていることを褒めることです
・朝早起きできたこと
・毎日学校に行けていること
当たり前に出来ていることって案外沢山あるモノです
当たり前の出来ていることに注目をし言葉がけをすることで、
『僕はできるんだ』『いつもママは見てくれている』『僕を認めてくれている』
そう子どもが感じられる言葉がけをすることで、子どもは困った行動をしなくてもいつも自分は認めてもらっているという安心感を持つことができます
この言葉かけこそが、心のコップを満たす承認の水なのです
心のコップが満たされれば、困った行動をする理由がなくなります
そして、この承認の水は、子ども自身が困難な壁にぶつかった時、それを乗り越えるための原動力に繋がるのです
子育てをする上で大切なのは、【困った子どもは一人もいない】ということ
反抗的な子どもになってしまうのは、そもそも子どもの反抗を引き出す大人の接し方に問題があるを前提に捉えるようにしましょう
その前提には、【うちの子は大丈夫】と子どもの力を信頼することが大切です
これを心がけることにより親の行動が変わることにより必然的に子どもの行動も変わってくるでしょう
親子関係は横のつながり
親子関係で勘違いしている方が多いのは、親子関係を上下のつながりとして対応していることです
生きてきた年数が長い分、経験も多く、ついつい子どもに対してあれこれ口を出したくなる気持ちは私自身もすごくよく分かります
その関係性は、時として子どもの自立の妨げになってしまうことがほとんどです
これからいろいろな経験をし、成長していく子どもにとって、否定をされながらやる気を出すのは無理なもの
親子関係は気づかないうちに『ああしなさい』『こうしなさい』と命令や指示する形となり上下関係になりやすいです
アドラー心理学では親子関係は横の関係として考えます
人間としての存在価値は親も子どもも平等が基本です
こんな場面はよくありませんか??
『なぜ宿題やってないの!?』『いつもサボってばっかりじゃない』『今すぐ勉強しなさい』 と怒ってしまう場面
頭ごなしに相手の意見も聞かずいつも怒ってしまうケースは多いと思います
この前提には、親と子どもの関係が縦のつながりになっているからです
こんな場面は、以前の我が家でも多く多くありました
子どもの意見を聞かず、親のやり方を強要することは子どもの存在価値を尊重している対応とは言えません
また、親が子どもに命令や指示を行うことで、子ども自身が自分で考え解決する機会を奪っていることにも繋がり子どもの成長を奪っていることに親自身が気づいていないケースがほとんどです
親が口出ししすぎてしまうことは、子どもには自分で考え解決する能力があることを信頼していないのと同じです
アドラーはこの子育てこそが、子どもの自立を奪う親の甘やかしに繋がっているだけに過ぎないと言っているのです
子どもの縦の関係はイライラに繋がる
親が子どもを支配しようとすることで生み出されるのが【イライラ】です
このように感じる場面はありませんか?
- 子どもが言うことを聞かなくてイライラしてしまう
- 子どもが失敗しないように先回りしてしまったり、つい手助けをしてしまう
- 子どもに任せるのが不安で心配ばかりしてしまう
子ども一人では心配に感じてしまうのも
親が何か手助けしなきゃいけないと感じてしまうのも
その背景には、経験の多い親の方が子どもより優れているという縦の関係を無意識に持っていると言うことです
この思い込みがあることにより、子どもは親の言うことを聞くべきだと感じ、思い通りにならない子どもに対して無意識にイライラに繋がってしまうのです
子育てのイライラから抜け出すには、縦の関係から横の関係へと変わることが重要なポイントとなってきます
縦の関係のデメリットとして
・子どもの自発性を奪い、反抗を生み出しやすい
・子どもの自信に繋がりにくい
・子ども自身が持っている力が伸びにくい
・親が指示しなくては子どもが動かないので、親ばかりが忙しくなってしまう
横の関係のメリットとして
・子どもの持っている能力を伸ばすことが出来る
・子どもの自信に繋がる
・お互い信頼し合うよい人間関係が築ける
コレは親子関係だけに限らず、社会に出てからの人間関係を築く上での大切な基盤となってきます
そのために【大切な心得】として
親が子どもを育てるのではなく、親も子どもも子育てを通して成長していく大切な仲間だということ
を大切にすることです
そこには『ああしなさい』『こうしなさい』のような命令や指示をする縦の関係ではなく、尊重や信頼・協力を大切にする横の関係を意識することを心がけましょう
横の関係は【子どもを信頼する】こと
子ども自身の力を信じることが横の関係を気づく上では大切です
【自分には乗り越える力がある】この自信は原動力となり、経験し成功体験をした数だけより自信へと繋がっていきます
失敗しても、次にどう行動したらいいか自分で考え乗り越えていく課程は本人の成長する上で大切な経験です
『ほんとに大丈夫なの??』と不安に感じたり、心配してしまう場面も多くあると思います
これも子どもが成長する上で大切な経験であり、
『子どもには自分で考え乗り越える能力がある』信頼し見守ることが親の役目
好奇心旺盛な子どもの時期に、沢山失敗し沢山考え学ぶことは生きてく上で大切な土台になってきます
まとめ
子育てでイライラしてしまう原因は、そもそも自分の子どもとの関係の築き方に大きなズレがあったことに気づかしてくれたのがアドラー心理学でした
それまでは、【子どもをちゃんと育てなくてはいけない】【子どもをしつけるのが親の役目】と感じ、子どもに対して怒ってばかりでした
そんないつも怒ってばかりの自分がイヤになり、親として自信をなくした時期もありました
アドラー心理学を知り、子育てだけでなく、人間関係を気づく上で大切な基盤を教えてもらったように感じています
子どもであっても一人の人として、尊重し、信頼し合うことが、よりよい関係を気づく上で必要不可欠であることを実感しています
私自身の捉え方を変えたことにより、いろいろな場面での子どもに対しての意識が変わりました
意識が変わると必然的に子どもに対しての言動や行動も変わり、子どもの行動や言動も自然と変わっていきました
子育てには正解はありません
だからこそ人間関係の築き方は、子どもの見本である親自身が知らないでは教えられないと感じています
今回引用させていただいた書籍は
参考書籍:マンガでやさしくわかる アドラー式子育て 著 原田綾子