モンテッソーリ教育とは!?初心者でも分かるメリット・デメリット解説

子育て・生活の豆知識

将棋の藤井聡太さんも受けていたことや女優の杏さんが取り入れていることで注目されているモンテッソーリ教育

今後モンテッソーリ教育は、日本でも広がる可能性があると考えられています

小さなお子様を持っているママ達には、気になっている方も多くいるのではないでしょうか?

モンテッソーリ教育は主に幼児期対象のものがほとんどです

是非小学校上がる前のお子さんのいる方は、読んで興味が湧けば取り入れてみてください

 

今回の記事では、

 

  • モンテッソーリ教育について
  • メリット・デメリット
  • 家庭でも出来るモンテッソーリ心得

解説します

 

モンテッソーリ教育とは

 

モンテッソーリ教育とは、マリア・モンテッソーリによって1907年から始まった教育です

モンテッソーリ教育の考案者であるマリア・モンテッソーリはイタリア初の女性の医学博士号を取得した人物

この時代、女性が石になることに対して否定的であった医師界では、教育の場でも医師になってもなお、差別的な扱いを受けてなかなか仕事を見つけることが出来ませんでした

なんとかモンテッソーリが得た仕事は精神病院でも勤務でした

鉄格子の中で生活を送る患者たちは、人間としての扱いされない生活を送っていました

そんな中、モンテッソーリは入院していた知的障害のある子供が床に落ちているパンくずを拾い集めることに熱中する姿をみたモンテッソーリは、彼らの行動を注意深く観察しはじめ彼らを観察している内に感覚的な刺激を求めていることに気づきます

知的障害児へ感覚教育法を実施し、障害のある子どもでも知能の向上が見られるという結論にたどり着きました

その後、貧困層の健常児を対象にした保育施設【子どもの家】において、モンテッソーリ教育を完成させたと言われています

 

このモンテッソーリ教育が注目されているのは、教育方針にあります

 

モンテッソーリ教育の目的は、『自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる』ことです

 

その前提として、はじめから子どもには自分を育てる力【自己教育力】が備わっていると考えています

 

大人が教えるのではなく、子ども達が自分自身で学ぶことを目的としているため、モンテッソーリ教育では子ども達が自発的に学べる環境を整えています

今の日本の教育は、教員や保護者が教えるが主流ではありますが、以前は『子どもは何も出来ない』を前提にし、大人が手取り足取り教えることが教育とされてきました

今の学校の授業などでも、『教える』をメインとしています

モンテッソーリ教育は、大人が子供に対する価値観と真逆を提唱して衝撃を与えた教育であります

「○○をしよう」と押し付けることなく選択肢を与え子どもが自ら学び、あくまで『見守る』ことを大切にしています

モンテッソーリ教育のメリット・デメリット

メリット

モンテッソーリ教育のメリットとして以下になります

1.個性を伸ばせる
2.自主性や積極性が身につく
3.集中力が身につく

個性を伸ばせる

モンテッソーリ教育では、子ども一人一人の興味をあることを伸ばしていきます

そのため、集団で同じことをするのではなく、子どもの自由を尊重しており、子どもが好きなことにとことん取り組める環境があるため、その子の得意を伸ばせるメリットがあります

自主性や積極性が身につく

現在の教育と大きく違うのは、やることが決められていないという点です

子どもは一人一人関心のあることが違うため、やりたくないことをやらなくてはいけないとやる気もでるはずがありません

その点、モンテッソーリ教育では自分で作業内容を決められるため、自主性や積極性を身につけることが出来ます

集中力が身につく

大人に指示されてやる教育は、やりたくないことに取り組まなければいけない状況を作り出していました

やりたくないことに取り組むとき大人でも集中できないように、子どももやりたくないことはやる気が出ないものです

好きなこと、得意なことをする時間は、子どもだけでなく大人でもそうですが、夢中に没頭できるため自然と集中力も高まります

 

デメリット

メリットばかりではなく、デメリットには以下があげられます

1.集団生活が身につかない

 

集団生活が身につかない

モンテッソーリ教育は、個別活動を尊重しているためデメリットとしてあげられるのは、集団生活が苦手になったり、協調性が欠けてしまう点です

子どもの自発性を尊重しているため、集団での活動は少ないもののモンテッソーリ教育のメリットを活かしながら、デメリットも補える方法を取り入れていくと子どもの成長にとってよりよい環境が整えていけるでしょう

 

家庭でも出来るモンテッソーリ教育

 

モンテッソーリ教育を学べる場所はあるものの、どこにでも手軽に学べる環境にないのが現状です

ただ特別な場所に通わなくても、家庭で取り入れることは可能です

モンテッソーリ教育に興味のあるママに、家庭でも実践できるように基本的な考え方をお伝えします

 

1.子どもをよく観察し『敏感期』を知ろう

2.子どものこだわりを満足させる

 

子どもをよく観察し『敏感期』を知ろう

 

モンテッソーリ教育で最も大切にしているのは、子どもをよく観察することです

子どもをよく観察することで、子どもが今何に興味があり、何が気ががりなのか、子どもの行動の中に子どもを成長させるヒントがあるからです

【敏感期】とは、自分で能力を得ようとしている時期のこと

 

自分の能力を伸ばすために、何かに対して非常に強く興味を持ちます

この敏感期で何にこだわりを持っているか知るために、しっかり子どもの行動を観察することです

子どものこだわりを満足させる

子どもをよく観察し『敏感期』知ることが出来たら、こだわりをとことん満足するまで見守りましょう

例えば、

あるあるでもあると思いますが、引き出しのものを全部出してしまったり、ティッシュの箱からティッシュを全て出してしまったり、いたずらに困ったなんてできごとはないでしょうか?

コレも指先の運動に興味を持っている時期と言えます

運動を通して成長する時期でもあるので、十分満足できるまでさせることで、自分で指先の器用さや集中力を身につけていきます

家庭でモンテッソーリ教育をする上での注意点

以下の点には注意をしましょう

1.自分で選択させる
2.先回りしてやろうとしない
3.見守るが基本

モンテッソーリ教育では、親が選択するのではなく、子ども自身が選択する機会を増やし自立へとつなげる目的があります

子育てで避けて通れないイヤイヤ期

ママを悩ませる2〜3歳のイヤイヤ期も『どちらがいい?』と子ども自身に選ばせることで案外本人が選んでくれるケースも多くあります

子ども自身も自分で決めたいと自我が芽生え少しずつ自立するための成長をする過程です

1人では上手にできなくて、ついつい手を出してしまいがちなこともゆっくり見守る姿勢がモンテッソーリ教育では大切です

子どもが困っているときには、やってしまうのではなくゆっくり教えることがポイントです

子供自身が試行錯誤しながら取り組むことで、物事を乗り越える力へと繋がっていきます

まとめ

忙しいママたちには、ゆっくり見守る時間を作るのが難しい時も多いでしょう

 

子供の成長過程に合わせて、その子の個性を伸ばしながら取り組めるモンテッソーリ教育はおすすめです

家庭で取り組めることも多くあると思います

まずは少しでも取り入れれることから、実践してみてはいかがでしょうか

 

 

 

 

 

 

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